防水工事　屋上防水改修�@

施主様より何度か直しているのに雨漏りが止まらないとのご相談がありました。
現状では既存の防水がダメになっているところへ、ただ防水材を塗っただけという程度の補修がなされていて何箇所も剥離していてひどい状態でした。
剥がれた防水層の下には水が入ってしまいこれでは防水になりません。

ダメになった防水層を丁寧に剥がしていきます。伸縮目地も後々支障の出ないように撤去します。
剥がし残しが無いように入念に作業を進めました。

伸縮目地を撤去した後にはバッカーを詰めてシールを打ちます。

現状で雨漏りがしている上、工事中の天候の悪化が予測されたので仮の防水を入れることにしました。
プライマーを塗って防水剤を塗っていきます。

仮防水2層目です。この後雨が続いたのですが、雨漏りはありませんでした。
この後本番のウレタン塗膜防水を施工します。

カチオンベースを塗布して下地を作ります。
これによって平滑で密着性の良い下地が出来上がります。

今回は通気緩衝工法ですので通気性のあるシートを敷きます。
ボンドを塗布して丁寧に貼っていきます。
脱気筒を設けてここから水蒸気が抜けるようにします。

通気シートを貼ったら直ちに押さえの1層を塗布していきます。

ウレタン塗膜1層目、2層目と進んでいきます。

最後に防滑性塩ビシートを貼ります。これで塗膜が劣化することはありません。床と立ち上がりの角の部分や手すりの基礎周りにはコーキングを打って水が溜まらない様にしました。

仮防水2層＋ウレタン塗膜防水通気緩衝工法＋防滑性塩ビシートで完璧な防水が出来ました。
防水がぼろぼろになっていた屋上もこんなに綺麗になりました。
もう雨漏りの心配もありません。